心ある仕事。

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今日はとっても良い日だった。

髪を思いきって切った。
20~30cmぐらい?

最近お世話になっている美容師さんが、
「じゃあ、さようなら」
と長い髪に丁寧にあいさつしてくれて、
後ろからバッサリと切った。

「これいりますか?」と、切った髪を差し出す。
「もらう人っているんですか?」
「いないですねえ。」と言ってケラケラ笑う。
「うーん大丈夫です」
「じゃあちょっと置いときましょうか。」
と、膝の上にのせておいてくれた。

「かわいいじゃないですかぁ~」
と無理のないゆるい口調で言ってくる。

ミリ単位の注文に丁寧に対応してくれて。

色は結構黒に近いものを選んで、ちゃんと十分黒くなったのだけれど、
「ちょっと明るくなっちゃったかもしれません」
と、正直に言ってくれた。
こういう時にごまかす美容師さんもいる。

美容師さんいとっては沢山切ってきた中の一回にすぎないのに
一大決心を軽く流されなかった感じがして、
こんな私一人にもこんなに丁寧にできるのは
毎日切っていても、それを当たり前としない
心ある美容師さん。
素晴らしい仕事をしているなあ。
そんな心ある美容師さんに切ってもらえて、本当に良かった。

これだけ付き合ってもらえたら、たとえ失敗しても納得しただろう。
でもやっぱりそういう風に働いている人は、腕もいいんだ。
とても気に入ってる。

リハーサル前。
時間がないので、改札を出たすぐのサンドイッチカフェみたいなところに入った。
物腰やわらかな、無理のない明るさの、丁寧な接客。
そして予想以上にとてもおいしい丁寧なサンドイッチ。アボカドとシーフードのサンド。
おみやげにテイクアウトできるか聞いたら、わざわざメニューを席まで持ってきてくれて丁寧に説明してくれた。
丁寧に包まれ、丁寧に黄色い袋に入れられ、私の席までやってきた。(丁寧押し)
その動きはとても美しかった。

スタジオ。
個人練で前のめりで入ったら、ピアノレンタル代はおまけしてくれた。
「出しっ放しだったからそのまま使っていいですよ。」とさりげなく。

そういうちょっとしたおまけで、また次使いたいと思うものだ。

(ちなみに前回使ったそこの目の前にあるスタジオは、5分前にあとワンコーラス程度で曲が終わるってタイミングでしつこくピカピカしてくるもんだから、 私そのまま練習しようと思い、一人分で1時間延長したので、ギリギリまでと思ってもう一度通していたら、また同じタイミングで「この時間からはお一人様ですよね」と、ドアを開けてこられた!もとは空いてたんだからいーじゃん!しかも私その日そのスタジオに13~24時までいたんだよ!おまけしてくれたっていいじゃん!)

リハーサル。
違うなら違うって言ってもらえるありがたさ。
こうしたらどうだろう?と、曲に寄り添う以上に食い込んでくるありがたさ。
とても生産的で充実感があり、楽しい。

ちょっと自信のない曲を披露したら褒められた。
これはどういう曲?
と聞かれ、私はその情景を具体的に説明した。
聞いてもらえて嬉しかった。
曲はただの曲になって、ただたどるようになってしまう時があるんだ。そんな風にはしたくないんだけど。
でも聞かれた時に、その曲の風景や思いがぶわーってよみがえったんだ。

ほんとなんてことない曲なのに。
すごく伝わるって言ってもらえた。
他の人が聞いてもよくわかんないんじゃないかなーと、個人的な気持ちで演奏してきた曲。

音を合わせるときに風景を共有できるのか。
それって素敵だ。
しなきゃいけないことだけど、できていない時もある。
それは何となくできてしまった時のような気がする。それが一番危険だ。できているような気がしてしまった時。

私はこれからその曲を信じて歌えるでしょう。

曲は良いから褒められるというよりも、
良い曲と言ってもらえてはじめて良い曲になることもある。
人に関わって、どんどん輪郭が浮き上がってくるんだ。

ひとの心は強いなあ。
昨日の私は果てしない気持ちでどん底だったんだ。
ちょっとしたことで歯車のように這い上がれるんだなあ。

そしてひとの力はすごい。
知らぬままに救う力を持つんだ。
今日関わった心ある人たちありがとう。

私も心あるWORKをしたい、と心から思う。
心持つために、自分のできる、したい、すべき技術をなるべく研ぎすまして磨きたい。
心と技術が一致して、自分も相手も納得できるようでありたい。

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