少しさみしいけど、おめでとう。

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以前、大きな声で怒りながら町中を歩いてる女性を何度か見かけた。

その女性が去年私の病棟に入院してきた。

(あ、知ってる・・・)

最初少し怖いような気がして話しかけにくかったけど、そんな気持ちはすぐになくなった。

「あれ?看護婦さん文化祭の舞台で歌ってましたよね?」

私が歌ったのは4~5年前のことだったのに、彼女は覚えていた。

「今年も何かやってください。絶対観に行きます。」

そんな話から少しづつ話すようになっていきました。

いつか真夜中3時くらいに、眠れずうろうろと歩き回ってる彼女に、

どんな音楽が好きなの?と聞くと

「演歌とソウルです」と答えました。

すごい組み合わせ。

どんなソウル?

「マービン・ゲイとかスティービー・ワンダーとか・・・」

ほっとけば知らないままのことだけど、つつけば患者さんの意外な面を知れたりする。

そんな彼女も今月退院が決まったようだ。

退院はもちろん嬉しいけど、やっぱり少し淋しい。

「少しさみしいですけど・・・心のお友達ができたからがんばれそうです。」

以前もこんなことを言っていた。

「看護婦さんに会えるだけで私の病気は良くなるんです。」

私もあなたに会えて、元気のない日も沢山励まされてきました。

ありがとう。
がんばってね。
大好きだからね。
絶対忘れないし、幸せを願っているからね。

One thought on “少しさみしいけど、おめでとう。

  1. ええ話ですかー?ええでしょ。
    でもね、「あんたなんかいらないわよ!」って言われたりすることもあります(そっちこそ号泣)

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